「みすず」という信濃のまちにゆかりのある言葉を出発点に、6月16日(日)13時から、まちライブラリーの集いを開催します。
拙著『「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり』を、2024年2月、みすず書房から発刊しました。みすず書房で出したいと考えたのは、2019年に二拠点居住の地として蓼科での生活がはじまり、蓼科親湯温泉にある「みすずLounge & Bar」を何度も訪ねるうちに、この地域に、書籍につながる知の力を感じたからです。
みすず書房の創業者である小尾俊人氏は茅野市出身、お隣の諏訪市は岩波書店創業者、岩波茂雄氏の生誕の地、塩尻は筑摩書房創業者の古田晁氏を輩出するなど、日本出版界にとって大事な創業者がここで生まれました。
そして、この地域には、いくつもの新しいまちライブラリーが誕生しており、本を介して繋がりを持とうと、小さな一歩を踏み出した方々がいらっしゃいます。
「みすず」まちライブラリーの集いでは、まちライブラリーのオーナーや小さな本屋さんなど、信濃のまちで本の活動に携わる方々を招いて、まちライブラリーの利用者や地域の方々と一緒に、わいわい語り合いたいと思います。
この集いが、お互いの活動情報を交換したり、活動を知ってそこを訪れるきっかけとなり、小さな本の活動が「みすず」の文化として根付く一歩となれば嬉しく思います。
まちライブラリー提唱者 礒井純充
[話題提供]
礒井純充(まちライブラリー提唱者)
「分散型文化拠点(個人の拠点も含む)による『生活文化資本づくり』」〜ニューヨーク、ロンドン、ヘイ・オン・ワイの本屋探訪記を交えて〜
平賀研也
「長野県における私設図書館の歴史と公共図書館の連携」〜タキビヤから生まれる人の輪、知恵の輪〜
わたしのライブラリー紹介
平賀裕子
「伊那に誕生する新たなまちライブラリー構想」
元紙屋さんの空き店舗を改装。それぞれの好きがあるところ」というコンセプトで、本と駄菓子と、、、「それぞれ」オープン!
荻原梨絵
「荻原記念文庫 La Microbiblioteca de BABEL」
10年前に他界した父の税理士事務所を改装しました。本だけではなく、個人的に集めてきた音楽や映画、舞台の資料も展示予定。夏オープン。
川村悦子
「つながるりんご箱図書館」
森の案内人である「やまねこ」とつながりのある仲間が、テーマごとにりんご箱一箱ぐらいを持ち寄る図書館です。木の実などさわれる展示で、本と自然との橋渡しもしています。
【開催概要】
日 時 2024年6月16日(日) 13時~15時
場 所 まちライブラリー@My Book Station茅野駅 (茅野駅直結ベルビア2階)
参集者 10名~20名
参加費:無料
お申し込み:https://forms.gle/R5wsFQ9y9VErivQa8
*お申し込みがなくてもご参加いただけます!