「今の私で、大丈夫」―対話でひらく“ほんとの自分”meet up Labレポート 

meet up Labは、前回の9月から「好きなことしちゃダメですか?」をテーマに、既存の枠組みに縛られず「働く」「仕事」「生きる」ことを見つめ直す会をシリーズで開催しています。

今回は「あなた、考えすぎですよ! まず“やってみたい”を語ろう」をテーマに、中村りえさんと参加者が対話を重ね、それぞれが「こうしてみたい」という小さな衝動に耳を澄ませる時間となりました。

思考より感覚を、正解より自分の声を大切にすることで一歩が見えてくる──そんな対話が広がりました。

本レポートでは、中村りえさんのトークのみを掲載いたします。

田子直美:
今日は薬膳茶を飲みながら、ゆるっと始められたらと思っています。普段のようにテーマやスライドをきちんと用意することも考えたんですが、今日はやめてみました。ゲストの中村理恵さんも「名前すら出したくないなぁ」っておっしゃっていて(笑)。


テーマは「あなた考えすぎですよ」。私自身、頭で考えているうちに感覚を置き去りにしてしまうことがあって、いつの間にか自分のセンサーをぎゅっと握りつぶしていたようなところがあるんです。だから今日は、みなさんが感じたことをそのまま持ち帰ってもらえたらうれしいなと思っています。

中村りえ:
自己紹介って、実はすごく苦手なんです。「私はこういう人です」と言ってしまうと、その枠の中に自分を押し込めちゃうような窮屈さがあって。その日その場で出てくるものを大事にしたいなと思っています。


振り返ると、私はずっと“キャッチしたもの”に従って生きてきたような感じがあって。小さい頃から石が大好きで、拾って集めては怒られて(笑)。高島城の石垣がずっと変わらずそこにあるのを見て、「変わらないっていいなぁ」って思ったんですね。

医者になって人工骨を作りたいと思った時期もあったんですが、回り道だらけで。でも気がつくと、鉱物、歯科技工、地層の調査、墓石、薬石、焼き芋……全部どこかでつながっていて、自分でも不思議だなと思っていて。


でも同時に、ずっと“偽物感”みたいなものがつきまとっていました。いろんなことを経験してるのに中身がともなってない気がして、「カフェっぽいよね」なんて言われると、妙に申し訳ない気持ちになってしまったり。

深掘りしていくと、それは“エゴの自分”だったんですよね。本来の自分とは別に、傷ついた気持ちを抱えたまま作られた“いい子の私”。大人になるほど、そっちだけで生きてしまったんだと思います。

祖父からは「一冊を読み続けなさい」「同じ出来事の捉え方は二つある」と教わりました。でも大人になった私は、できるふりだけ上手で、中身の弱い部分を直視するのが本当に怖くて。


整体を学んだり心の学びを続けたりするうちに、自己肯定感を下げていたのは自分自身だったんだなぁと気づく瞬間が増えていきました。未消化の思いと向き合うと、急に世界が違って見えるようになるんですよね。今日ここでみなさんから聞いた言葉も、私の力になっています。

【開催実績】
2025年12月1日(金)
meet uop Lab 「あなた、考えすぎですよ!まず“やってみたい”を語ろう」
話題提供:中村りえ
企画・コーディネーター:田子(牛山)直美
https://wly.jp/topics/20251201